管理人の独り言 le monologue

高架下空き倉庫

高円寺から阿佐ヶ谷までのJRの高架下は歩くことができます。20年ほど前は高円寺よりに少しお店があるくらいで、それ以外は倉庫や駐車、駐輪場があるような、何もないところでした。ただ、何もないだけに、ちょっとした廃虚感もあり、面白くて、以前南阿佐ヶ谷に住んでいたときは、よく自転車で通ったものでした。

その後、阿佐ヶ谷寄りにアニメストリート、高円寺寄りにラーメン横丁などもできたようですが、いつの間にかなくなってしまいました。

ここにきて何年か前からジェイアール東日本都市開発が、再び開発しているようで、その中で気になっていたのが、高架下空き倉庫。以前倉庫だったところを地域に開放しているとのことで、面積が144平方メートルもあります。地域の人々が参加できれば使用可能らしく、使用料金がホームページに明記されていないのが、ちょっとねとは感じましたが、これは、よい試み。倉庫ならあの廃墟感も残っているだろうし、行ってみたいと思っていました。

今、中央線芸術祭2022が開催されていて、去年に引き続きギャルリー・ジュイエも会場の一つとして使っていただいております。そして、なんと、高架下空き倉庫もその一環として、グループ展「孤独な散歩者たちの庭」の会場として使われています。これは行かなくてはいけません。ジュイエの展示の準備やらも一段落したし、明日か明後日行ってこようと思っています。展示のみならず、会場を見るのもとても楽しみです。

高架下空き倉庫の「孤独な散歩者たちの庭」は25日まで。ジュイエの展示も25日までです。共通のフェスティバルチケット(1000円)で入場できますので、興味のある方は両方ともいかがでしょうか?(空き倉庫からジュイエまで10分くらいです)


上野悠河個展 上野悠河個展

今週の展示は「上野悠河個展〈さあ、踊りましょう。お外はこんななのに? そのときぼくの、スカートがひらり、ひらり (1974) 〉」上述の中央線芸術祭2022のフェスティバルプログラムの一環として開催されています。インスタレーションの展示、作品のひとつひとつが独立していながら、そのすべてで空間を構成しています。昼と夜でも雰囲気が変わります。五感をフルに働かせて是非ご覧ください。
上野悠河さんは空き倉庫の「孤独な散歩者たちの庭」にも参加されています。両方観てつながるところがあるそうなので、私も楽しみです。お時間ありましたら両方是非。